フジバカマ。
キク科
ヒヨドリバナ属
「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。
露地では夏の終わりから秋の初め、川沿いの湿った草原やまばらな林に見られ、まっすぐに伸びる茎に、3裂する葉が対になってつきます。
万葉の時代から親しまれてきた藤袴ですが、現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、現在絶滅危惧種となっています。
通常、フジバカマの名で市販されているものの多くは、サワフジバカマ(フジバカマとサワヒヨドリの雑種)です。
夏の終わり〜秋に出回ります。
中国では古く芳香剤として利用されました。
また、『論語』にある「蘭」はフジバカマを指すんですよ。
論語、好きでたまにふらっと読みます。
時代を越えて、今ここにもあるものに
思いをはせるのも
なんだか壮大で楽しいです。