ダリア
切り花として、最近ウェディングやアレンジメントに、おしゃれな姿で登場しますが、
意外なことに、実はダリアの花は昭和の中頃までは、初夏になるとどこの庭にも見られるものでした。
ですが、生活の洋風化に伴い、新しい花に押されたり、住宅事情などから、ほとんど見なくなりました。
今は、園芸用としても銀葉ダリアが新しい品種としてたくさん出ていて、また園芸用としても人気が出てきています。
日本には江戸時代末期にオランダより渡来し、花の美しさから天笠牡丹と呼ばれました。
欧風だけでなく、洋和風の両方のデザインとして、アレンジや髪飾り、ブーケに大人気のダリアですが、切り花だとあまり長く持たない印象です。
切り花にしてからは、お水の管理にコツがいる感じがしますので、とくに髪飾りなどに使用する時は、直前に仕入れた美しい花で、お届けする時間に近いところで制作するように、心がけています。
園芸として、とても丈夫で作りやすいため世界中で栽培され、新品種も毎年発表されています。今までに作られた品種は3万品種を超えるといわれています。
また、昭和以前のようにどこのお家でも見かけるようになるかもしれませんね。
写真のダリア 朝日てまり